取材・紹介履歴
平成17年6月19日:伊豆日々新聞
駐在所跡地に足湯
地区内初「にの湯」明日から無料開放
水産会社「光徳」が開設
沼津市戸田で初の足湯が完成し、17日から無料開放される。
水産会社「光徳」(山田光男社長)が県道沼津ー土肥線沿い、 大仁署戸田駐在所跡地につくったもので「にの湯」と名付けた。足湯の整備を発案した山田隆継専務は、「かけ流しにこだわった足湯。地元の人に楽しんでもらえれば」 と話している。駐在所の跡地は、「光徳」が開くタカアシガニ料理専門店 「かにや」などの隣接地。跡地を購入し、事務所を建てたが「事務所だけではつまらない。観光的にも人が集まれる足湯をつくったらおもしろいのでは」と計画した。
幅2メートル・奥行き0.6メートル・深さ0.4メートル程の ヒノキ製の湯船をつくり、屋根をつけた。湯船の入り口には手すりを設けて安全面に配慮。温泉は公営の共同温泉浴場「壱の湯」の温泉スタンドで購入し 水槽を改造した温泉タンクから湯船に流す。壁面に、タカアシガニを描いた網元「光徳丸」の 大漁旗と同じデザインの看板を掲げ、軒先には「西伊豆戸田港 にの湯 網元光徳丸」と記したのれんを飾った。足湯の傍らに石製の巨大招き猫もお目見えした。
山田専務は「戸田には『壱の湯』があるから、地方の人が覚えやすいと思い『にの湯』と名付けた。戸田の温泉の良さを足湯で体験してもらえれば」と話す。17日は午前9時にオープンし、先着50人に もちやタオルなどを配るという。足湯は毎日午前9時から、夏季は夜中まで、冬季は午後6、7時頃まで開放する計画。
足湯「にの湯」の問い合わせは光徳<電0558(94)2235>へ。